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学習法

ドラマ『ドラゴン桜』でみる学習法 第7話

7話では、新しい英語教師に由利杏奈先生が登場し、専科のメンバーは初めての東大模試に挑む姿が描かれていました。
学園売却についても謎が深まってきましたが、ここでは学習面について触れていきますね。

「自信を持つ」

リスニングを上達させるにはシャドーウィングが有効!
第一段階としてボソボソシャドーウィングを行う。
最初から大声で完璧に言おうとすると失敗する。

間違ってもいいからボソボソ言ってみる。
恥ずかしがらずに自信を持って喋る事が大事!

うまくなるコツは適当とものまね。なり切ること!
たいていの日本人は英語が話せるかと質問された時に「私はうまく英語を話すことができません。」と答えます。
しかし、外国人に日本語を話せますかと質問すると「はい!私は日本語を話すことができます!私はお寿司と相撲が大好きです!」と自信を持って話します。

ドラマ「ドラゴン桜」題7話

英語について幾つかの方法が紹介されていました。
その中で最も注目しておきたいのは「自信を持つ」ということではないでしょうか。
英語に限らずですが「できないと思っていることはできません。」

スポーツ選手だったり、アーティストだったり、社長さんだったり、成功している人はみんな自信満々じゃないですか?

みんながみんな成功したから自信がついた…ではないと思います。
自信を持ったからこそ成功・上達した。(そして、その成功が自信のおかげだと知っているのでどんどん自信満々に…笑)

最初は偽りの自信でもいいと思います。
でも自信を持ったつもりになることで、自信があると言い放つことで次第に本物の自信に変わってくれるはずです。

自分は英語が喋れる!勉強ができる!と自信を持つことが大切です。

「東大模試6ヶ条」

①東大模試は最低でも年6回受けろ!
②国語は必ず古文から始める
③数学は言葉で方針を書く
④必ずおやつを持っていく
⑤社会は既習範囲しか出題されない
⑥リスニングはメモを取らない

昨年、コロナにより大規模会場による模試のほとんどが中止になりました。
ただ、実際の試験は大規模会場で行われました。
その結果、独特の空気感、周りの受験生の音や気配など、やはり場慣れできていなかったという声も多くありました。

ここでの6ヶ条は初めて模試を受けるにあたって紹介されてますが、内容は実際の試験を受ける際の心構えや対策ですね。
東大模試は必要でない受験生が多いかもしれませんが、医学部受験でも共通してタメになることや、ヒントになることがあるので1つ1つ注目してみます!

①東大模試は最低でも年6回受けろ!
科目によっては2時間超えのものもあり、東大受験には強い精神力と体力が要求される。年6回は受け、その状況に体を慣れさせる必要がある。

医学部受験でも2時間超えの試験は少なくありません。
東大模試と違い、各大学ごとの模試は回数がかなり限られていますが、志望大学の模試が実施されていれば、それは迷わず受けるべきです。
また上述の通り、場慣れも重要な要素です。
模試の1番の目的は試験本番を特別なものにしないための慣れを得ること。
自分で申し込み、1人で会場へ行き、休憩時間の過ごし方はどうするか。など、見落としがちなテスト以外の経験を得るために模試を活用することも重要だと思います。

②国語は必ず古文から始める
国語は頭から順に解き始めてはいけない。✖️
いかに効率よく問題を解くか、時間配分がカギ!
東大国語の現代文は非常に難しい。それに比べて古文や漢文は点が取りやすい。
難しい現代文から始めてつまづいてしまったら、点数の取りやすい古文漢文で時間が足りなくなって焦ってしまいうまく力を発揮できなくなる。

どんな問題でも時間内に解ききる実力があれば問題ないでしょう。
でも多くの受験生にとって、試験中の時間配分はカギになりますね。
そのためにも大学ごとの出題傾向は知っておく必要があります。
私立医学部志望の受験生は併願校が多くなる傾向があり、対策に手が回らず受験校の過去問をほぼ見ずに受験したなんて話もよく聞きます。
1点2点を争う受験の世界でかなり無謀な行為ですよね。
大学ごとの傾向は把握し、試験中どのように立ち回るかをあらかじめ考えておくことも受験校対策の1つです。

③数学は言葉で方針を書く
現代文と並んで東大数学は段違いに難しい。
難しくて何も書けなかったら0点。そんな時は方針を書く!
自分はこういうふうに解きたいと思っていますという考え方を書く。
そうすると少しは点数がもらえる。東大数学は途中経過も含めて採点しているので、こうすれば解けるというのが見えれば必ず評価してもらえる。
つまり数式が一個も書けなかったとしても点がもらえる可能性がある。

東大に限らず、記述式の数学の試験においては部分点の獲り方が重要になります。そして、国公立大や西日本の私立大のほとんどが記述式試験を採用しています。
「最後は間違ったけど、途中まで合ってたから部分点がもらえたぁ♪」ではダメですよ。戦略的に部分点を獲りにいくことが必要です。
数式しか書いてない答案もダメですよ。記述式の数学は「答えは何か?」ではなく「どのように考えたか?」が問われてるようなものなので、数式の羅列だと考え方は伝わらないですよね。
採点基準は大学ごとで異なり、それも公表されていないので具体的にどこまで書けば何点もらえるかの判断は難しいです。ただ、模試だとその採点基準が公表されているので、これまで気にしてなかった受験生は是非採点基準をチェックしてみてください。

④必ずおやつを持っていく
東大のテストはかなりの長丁場で体力勝負。おやつで合間にエネルギー補給すること。
自分が好きなものを持っていくことでリフレッシュ効果もある。
好きなだけ持っていってオッケー⭕️

試験中はかなり頭を使いますからね!糖分は持っておくと良いと思います。
これまで合格していった先輩方のオススメおやつは「チョコレート」と「ラムネ」です。パッと食べれる1口サイズの個包装タイプで!
FaciLitAでも生徒への応援グッズの中におやつはしっかり忍ばせてます👍

⑤社会は既習範囲しか出題されない
社会は習ったところまでしか出ない。
その時点で習った部分だけで余計な勉強は必要ない

コロナ禍の昨年は科目により出題範囲を狭めた大学が多くありました。
上述の通り、傾向を把握した上で出ないと分かっているところの対策は不要ですね。
ただ、私立医学部受験ではいくつかの大学を併願することが多いので、結局対策が必要になってしまうことがほとんどのようです…

⑥リスニングはメモを取らない
リスニングは回転寿司と同じで次から次へと流れてくる。それをメモをとりながら掴もうとしても、メモをとることに気を取られて大事な要点を聞き逃す可能性が高い。

ドラマ「ドラゴン桜」題7話

具体的な対策法ですね。
例えば授業の板書を必死にノートに写して、肝心の先生の話が全然聞けてないってことはないですか?
ただ、独自試験でリスニングが課される大学は実はごく少数で、リスニングが必要になる医学部受験生の多くは共通テストですね。
共通テストのリスニングは音声が1回しか流れません。
事前に問題と選択肢に目を通し余裕を持って音声を聞けるよう、予めしっかり練習しておきたいですね。

「失敗した時は笑う」

ドラマ「ドラゴン桜」題7話

模試の成績がイマイチで落ち込む生徒に対し、豪快に笑い飛ばしたシーンはとても印象的でしたね。

笑を強要された生徒たちでしたが、次第に吹っ切れていく様子が見て取れました!

大事なのは次どうするか。

試験の時落ち込んでうまく切り替えができない生徒さんもいると思います。
模試だったらまだいいですが、本番中1つのミスを次の科目にまで引きずってしまっては、挽回するどころか泥沼へとハマってしまいます。
そうならないためにも「笑い飛ばして」しっかり切り替えていくことがとても大事です❗️

FaciLitAでも週末テストや模試の見直しをして、生徒さん同士でダメ出しをしたり褒め合ったりしながら成績表を見合ったりしている姿を見かけますが、そこでうまく切り替えて次に繋げることができているのかなと感じました。

「笑う」の他に「相手を褒める」こともいいと思います。妬んじゃダメですよ。
また、その他の方法として「天気がいい日の散歩」や「美味しいものを食べる」ことも推奨しています。

受験勉強を続けていると落ち込む場面は少なくないかもしれません。
でも落ち込んだ時に自力で気分を浮上させる方法をいくつか見つけておきたいですね💡

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